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2017年07月31日 更新

「また一緒に仕事がしたい」と言われる会社をつくる。

オーティス株式会社 常務取締役 角本 康司

岡山県にある、 オーティス株式会社 常務取締役 角本 康司さんに、お話を聞いてきました。

1はじめに。

丸尾

オーティス株式会社の常務取締役、角本さんにお話をお聞きします。
まず、角本さんのお仕事の内容を教えていただけますか?

角本

私は営業の総括ということで、日本国内だけでなく海外を含めた全体の営業活動を中心にやっています。オーティスは日本国内だけでなく海外にも拠点があります。中国に3拠点、そして韓国、香港、タイ、マレーシアです。

丸尾

日本と海外の全体の営業とは、かなりハードワークですよね。

角本

月の2~3週間は海外、残り1週間が東京で、岡山は3日間くらいの生活をしています。

丸尾

オーティス株式会社はどういったものを扱っている会社でしょうか?

角本

代表的な商品としては、スマートフォン向けの材料製品です。私たちはプレス加工技術が一番のコアの技術になりまして、フィルム材料、テープ材料等をプレス技術を用いて加工してお客様に提供しています。私たちのお客様はアメリカ、韓国、中国を中心としています。スマートフォンのほかにもウェアラブル製品、次世代のエレクトリックビークル(EV 電気自動車)関係にも一部採用いただいています。

2負けず嫌いが転じて、大学卒業後はアメリカへ(笑)。

丸尾

もともとお生まれはどちらですか?

角本

岡山県津山市です。津山高校を出て山梨の大学に4年間行き、その後1年半アメリカに筋肉留学で行っていました(笑)。

丸尾

どういうことですか(笑)。

角本

大学時代アメフトをずっとやっていたもので、その流れでアメリカのベニスビーチという所に、心と体を鍛えようと言うことで行っていました(笑)。

丸尾

それはどういうキッカケで、行くことにしたのですか?

角本

大学のときに就職のために、外資系のある企業に応募しました。そこで成績票と履歴書を送ったら選考に落ちました。その企業は本社がアメリカだったので、絶対に向こうで実力をつけて、その会社に勝ってやろうと思いまして、それで一度アメリカに心を鍛えにいきました。その後日本に帰ってきてから、その企業の競合企業に入社しました。その頃から負けず嫌いが激しかったようです(笑)。

丸尾

その会社に入られてからは主に何を担当されていたのですか?

角本

そこは製造業で、商社兼メーカーといった形の企業でした。私は主に企画と営業をしていました。

丸尾

ちなみに大学はどういう学部でしたか?

角本

電子情報工学科です。初め選考で落ちた会社も、実はその学科からは募集をしていなかったんですよね。だけど、人に会ってもいないのに、書類選考だけで落とすというのがすごく悔しくて、で、アメリカで鍛えようと・・・(笑)。

丸尾

それで、その競合会社に入られて、その後はどんな感じだったのですか?

角本

そこで14年間仕事をして、当時は東京にいたんですが、その仕事をやめて岡山の津山市に帰ってきました。だからUターンですね。

3岡山県津山市にUターンした3つのキッカケ。

丸尾

津山に戻ってこられたタイミング(年齢)やキッカケについて伺います。

角本

戻ってきたのは35歳でした。キッカケは3つありまして、1つ目の理由は、そのとき勤めていた会社がチャレンジをしなくなったと感じたんです。それを変えないといけないという中で、会社を変えようよと皆に働きかけ、上の役職の方にも相談しても、やっぱり変えられないという話しになり、これが1つやめる理由でした。

そして2つ目の理由は、ブドウ農家をやってみたいと思ったことです。ブドウって世界一つくられている果物なんですよね。でも、世界で一番つくっているのに、自分はつくっていないぞと(笑)。これ死ぬまでにやらなきゃいけないじゃん。と思ったのが2つ目の理由。これについては、いずれ何らかのカタチでチャレンジしたいと思っています。

それと、最後の理由が、ちょうどそのことを考えていた時に、ヒルクライム(日本のヒップホップユニット)の歌が流れてきました。その歌詞が非常に良かったんです。2曲流れてきたんですけど、『ルーズリーフ』と『大丈夫』という曲です。車の中で聞いていて、“自由に自分を設計していいよ”という歌詞と“大丈夫”という歌詞が聞こえてきて、これは運命だと(笑)。

丸尾

ブドウもありな気がしますけど、これからは。
働き手の場所をつくると言うことでもありますし。

角本

そうですね。これからの地域の将来を考えると、いろんな取り組みをやっておかないといけないと思います。もともと社長の佐山が、真庭地域の人口流出や過疎化を防ぐために、“地域に働く場所をつくろう”と言って起こした会社がオーティスです。
会社はグローバルで世界を相手にしていますけども、この地域での起業精神を忘れず、地域での雇用の場を継続して創っていきたいと考えています。

部署間に仕切がないオーティスのオフィスフロア。

4チャンスととらえて変化を体感すること。

丸尾

これからオーティスという会社を、働く人の目線からいくと、どういった会社にしていきたいというのはありますか?

角本

色々な分野で技術革新が行われています。変化をチャンスだと捉えて体感することが大事だと思います。そして“変わらない”と言うことが、実は“ものすごくリスクである”と捉えるべきだと思います。そしてやっぱりお客様から「また一緒に仕事がしたいね。」と言われるようなことを皆で体験できる会社にしたいんですね。

丸尾

単なる仕事ではなくて、それが感じられれば幸せですよね。

角本

“社外”からも“社内”からも、「また一緒に仕事したいよね」と。それが社内の “チーム内”でも起きてほしいし、 “お客様”や“仕入先様”からも、「また一緒に仕事しようと言われるような人材が育ってくれれば良いと思いますね。

5あいまい語を使うと行動につながらない。

丸尾

普段からスタッフにかける言葉や、よく伝えている事はありますか?

角本

「優先順位を決める前に、行動してみましたか?」ということですね。何も行動しないのに、考えただけで優先順位や答えを決めている人がいます。でも実際にやってみると意外にわかっていないことが多いことにも気づきます。チャレンジもせず答えを出すのではなく、とにかく「実際にやってみる必要があるよね!」と言うことを感じてほしいなと思っています。

それと大切にしているのは、“あいまいな言葉を使わない”ということです。

例えば「時間を効率化します」というあいまいな言葉。これも具体的に“こうやって時間を削減します”みたいな話になるべきだと思います。

よくある「この部署と、その部署に温度差がある」と言う言葉。――その温度差って一体何度か教えてほしいと思います(笑)そういう感じですかね。

他にも「距離感を感じました」と言う言葉。――それは何センチ?とか、何メートル?と。

そういうところが、今は通訳しづらい日本語が多くて、本当に海外の人とやろうとすると、正しい日本語を話せないと、コミュニケーションもできないですよね。あいまい語を使っていると、結局それは行動につながらない言葉なのだと思います。

丸尾

その時点で、コミュニケーションギャップが生じたり。

角本

もったいないですよね。ロスだと思いますし、あいまい語を使うときは言い訳も含まれていると思います。だから人を採用するときにいつも言っているのは、「自分の人生を人に決められたいですか?自分で決める側になるのですか?」と。そうすると、「決める側になりたい」と多くの方が言います。そうしたら「いつから決める側になるんですか?」と。これはよく海外で採用のときに投げかける言葉ですね。

6危機感をもち、それを達成感に変えていく。

丸尾

なるほど。結構それ言われると刺さりますね。
ほかにも何か大切にされていことはありますか?

角本

私の目標は、“世界を平和にする”。それと、“自分の仕事で会社を変える”。それと、“私が業界を変える”。これらを常に目標としています。そして決めたことは絶対やり遂げるということで、言ったらもう絶対にやるということです。

丸尾

業界を変えるというのは?

角本

いわゆる常識とか、人に与えられた判断基準で動くのは苦手です。「この業界こうだよね」みたいなことよく言われるじゃないですか。
例えば「この業界はやっても無駄だよ」とか。常に人間の欲は無限大ですし、困っていることや不足していることはいたるところで生じます。それらに対して私たちも無限大の価値を提供できると思っています。

丸尾

なるほど。よく言いますもんね。「あの業界か・・」みたいなね。シンドイとか、儲からないとか。

角本

そう。一回やってみないと儲からないかどうかも決められないじゃないですか。だからまず、お客様が本当に困っていることがあれば、利益という基準ではなく、お客様をサポートする。そしてそれをずっとやり続ければ、必ず私たちにも帰ってくるものがあると思います。

それから同じことやっていて、結果だけ違うことを求めても無理ですよね。同じことをずっとやり続けたら、結果は一緒だと思っています。だから、本当に結果が欲しいのなら、同じことをやらないことだと思います。これは自分の行動もそうだし、仕事も、「この業界だから」とか、「今までがこうだったから」という考え方ではなくて、自ら新しい行動をするべきだと考えています。

7大切なのは、仕事を通じてどんな気持ちを感じたいか。

丸尾

いろいろお聞かせいただきありがとうございました。最後に最も大切にしている事と言ったら何ですか?

角本

東京の飲み屋とかで結構苦手なのが、よく「うちはブラック企業で」とかという感じで愚痴るのが聞こえてくるじゃないですか?めちゃくちゃ愚痴りながら、そういう人たちに限って、会社を辞めないんですよね。もし不安があったり、嫌なことがあるのだったら、自発的に動いたら良いのにと思います。

「自発的に動いていれば、もっと仕事に没頭できるし、楽しくなる。」というのを飲み屋でつい言いたくなって、結構、見ず知らずの人にも言っちゃうんです (笑)。
横や後ろで「あいつがよぉ!」とか、「言ってやろうと思ったんだよ!」とか聞こえてきたら「今から一緒に言いにいこうぜ!」と言って(笑)。

私が思う一番大事なことは、結果に対して批評することではなく、
自分自身が「仕事を通じてどんな気持ちを感じたいですか?」ということだと思います。
そのことを大切に日々動いています。

「また一緒に仕事がしたい」と言われる会社をつくる。

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OTIS

世界の『最先端』を支えるエレクトロニクス・パーツメーカー。
薄さ数ミクロンのフィルム状のものを精密加工する技術を強みに、世界の電子機器関連や自動車関連、医療関連企業などにおいて、エレクトロニクスパーツを提供します。

岡山県真庭市中原202-13
http://www.otis-group.com/

お話を聞かせていただきありがとうございました。世界を相手にし、そして地域に雇用を創っていく考え方にとても共感しました。また、採用についてのお話もこれからどの業界においても言えることだと感じ、私も経営者の一人としてとても刺激をいただきました。
角本さんは、東京からUターンのかえーる人でした。

取材日:2017年6月5日
撮影地:オーティス株式会社

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