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[Uターン・Iターン・移住]いーなかえーるは、岡山県北の求人情報をご紹介します

遊び心を基軸に、様々なモビリティ事業を展開。

前編株式会社パドック 代表取締役

岡本千絵

津山市

岡山県にある、株式会社パドック 代表取締役 岡本千絵 - 岡山県北の求人情報サイト「いーなかえーる」さんに、お話を聞いてきました。

index

1もともとは、仲間が集う場所 “パドック”。

丸尾

岡本さんは、ここパドックの代表をされています。パドックは普通のバイク屋さんじゃないな!?というような雰囲気が漂っていますが、どういった会社なのですか?

岡本

パドックは、モーターサイクルの販売と整備が主軸になっていますが、現在では5つほど事業をしています。
ほかのバイクショップさんと違うところは、もともとパドックの始まりが、⺟が始めた喫茶店だったことですかね。ライダーたちが集まって楽しめる空間が始まりだったので、お客様に来ていただいて、ゆっくり、ゆったりバイクを⾒ていただける、良い感じの距離でお話ができるという空間を意識しています。
現在のこの場所に移転してくるときに、「中庭を造ろう!」となりました。ミニコンサートを開いたりとか、中庭でキャンプをしたりなど、バイクだけを買いにくるとか⾒にくるというお店というだけではない空間となっています。

丸尾

パドック発祥の建物は、今も看板がありますよね!?別の場所ですが。

岡本

そうなんです。国道 53 号沿いにあるあの店舗です。
そこの 2 階が喫茶店で、1 階が駐輪場で、⽗がレース仲間と、「次のレースどうする?」とか、「このカスタムパーツ、こうしたらいいよね!」とか、仲間が集って話し合えるような場所だったのです。

丸尾

そのときはカフェの場所としてレーサーっぽい⼈たちが集まる場所だったのですね。
現在のパドックの店舗も、ふつうのバイク屋さんのように⾞両がたくさん所狭しと並んで
いるイメージとは違いますね。

岡本

ここの店舗に移ってくる前の店舗(津⼭市⼆宮)では、ぎっしりと所狭しとバイクを並べていました。当時は「どうだ!」という台数を並べてというふうな販売体系でしたし、やっぱり年代(70 年代、80年代)もバイクがたくさん売れる年代でした。
オートバイなので基本、男性の⽅が来られる場合が多かったのですけれど、徐々に奥様が⼀緒に来てくださったりとか、パートナーの⽅が⼀緒に来てくださったりとか、⼥性の⽅も来店する機会が少しずつ増えきました。
そこで、⼥性の⽅も、家族の⽅も⼀緒に来られて、例えばお⽗さんを待っている間に、
お店の中でゆっくりして雑誌でも読んだりもできる、そんなお店作りにしたいなあと。この店舗は、そもそもバイクに全く乗ったことがない⼥性の⽅に設計していただいたんですよ。

2あえて、バイクに乗ったことがない女性が設計した空間。

丸尾

そうなんですね!(驚)

岡本

15年前にここを建てる時に、交差点側(立地としては表側)を入り口にするのではなく、建物の前の交差点信号に止まったときに、まずバイクで並んでいるのが見えて、その奥に人がいて、その後ろに中庭があって、グリーンがあってという視点でお店作りをしてくださいました。
その視点自体が今までの既存のバイクショップを作るという概念からは、ちょっと外れたもので非常にユニークだと思っています。

丸尾

私もここに入ってきて、雰囲気自体がわくわくするような場所に来たみたいなのはすごく感じましたね。

岡本

遠くから来られたお客様が、時々「どうして津山にあるの?」と言われるんですよ。もっと岡山市など南に出て、同じような店舗を作ったらよかったのにとも言われます。でも津山だからこれができたと思っているんですよ。

高速道路の中国自動車道も近いということもありますし、あと私と、岡本(創業者であり、現在は会長)とか、AKOさん(アコさん。創業から会社を支えてきた専務。)もそう考えているのですが、ヨーロッパとかアメリカに行くと、バイク屋さんは、もちろん街中にもあるんですけど、郊外に大きな店舗があってというところが多いんですね。それはなぜかというと、やっぱり乗り物だから、混雑しやすい街の中をくねくね行ってたどりつくというより、交通量少なく気持ちよく目的地に来て、帰っていけるロケーションが多いんです。

今では、幹線道路沿いではなくても、「パドックさん“に”来たかったんです」、「ここに一度来てみたかったんです」と言っていただけるようになってきました。

表側の交差点側から見たパドック店舗(入り口は向かって後ろ側となっている)

3MVアグスタやトライアンフなど、海外メーカーのバイクが並ぶ。

丸尾

扱われているオートバイには、何か特徴がありますか?

岡本

国産のヤマハさん、ホンダさん、スズキさんのバイクも取り扱っています。正規契約も結んでいるのですけど、あえて店頭には置いていない、ということを選んでいます。
と⾔うのも、他店と競合するものをばかりを並べてしまうと、どうしても価格競争にいきやすくなっていくので、津⼭地域とか岡⼭県北とかであまり置いていないものを実際に店舗に並べて⾒ていただく。で、良さを伝えるというふうなことに注⼒している感じです。
なので、ブランドもイタリアの MV アグスタ、SWM、イギリストライアンフや、それからロイヤルエンフィールドなどが⼆輪ではメインになっています。

丸尾

イタリア⾞とかイギリス⾞など、以前は⽬に触れることも少なかったですけど、最近はパドックさんに来ると、⽬に触れる機会がありますね。でも、まだ国産のオートバイよりは敷居が⾼いというか、そういう感じはありますか?

岡本

そうですね。敷居が⾼く感じていただけるというのは、お店にとってはすごくうれしいことだなと思います。そして反対に、敷居が⾼いかもしれないけど、お店に⼊ってきたら「何だ、そんなことなかったんだ!」というギャップを感じていただければ。(笑)
新しいバイクの世界観というか、今まで国産バイクばかり乗っていたんだけど・・どうだろうという不安もあると思いますので、お客様の疑問など 1 つ 1 つ聞いて、お客様のライフスタイルに合えば、お勧めさせていただきます。そして、お客様が“すごく乗りたいという情熱”と、お客様が“乗られるスタイルに本当に合っているのか”この 2 つはすごく重視していますね。

丸尾

新たな⽅向性のオートバイ買うときは“⾃分が変わる感じ”がする。そういうワクワク感がありますよね。

岡本

本当にバイクって趣味のものなので、バイクに乗って⾛り出すと、“気持ちがきりかえられる”というか“非日常”というんですかね。そういうふうな感覚というのは、やっぱりバイク独特なことなのかと思います。丸尾さんはバイクに乗られるのですか?

丸尾

僕も休⽇などにちょくちょく乗るんですよ。(笑)ちなみに MV アグスタは、簡単に⾔うとどういうバイクですか?

岡本

MV アグスタは、曲線美がすごく美しいバイクなんですよ。本当にスタイルがほかのバイクにはない輝きを持っているのと、乗り⼼地もどちらかというと、⾃分の気持ちがどんどんどんどん⾼まっていく⾼揚感が出るようなバイクになりますね。

丸尾

デザインからして全然違いますもんね。(驚)

岡本

そうですね。イタリアの⾄宝と⾔われるバイクであると⾔うような表現がされていることもありました。以前は価格もさらに⾼価であったのですが、コンセプトも時代に合わせて変化してきていて、スーパースポーツモデルだけではなく、ラインナップを広げて展開されていますね。

丸尾

あそこにあるネイキッドモデルは、少し乗りやすそうな印象ですね。

岡本

そうですね。今年デビューした、どちらかというと MV アグスタでは、エントリーモデルの「ブルターレ 800 ロッソ」です。⼥性やMV アグスタに初めて乗られる⽅でも、楽しめるように、エキサイティングな部分もありつつ、でもちょっとこう、MV アグスタの中ではマイルドな感じというふうな位置付けになっています。

パドック店内に並べられているMVアグスタの車両

4女性も男性もバイクライフを楽しみたい全ての人に。

丸尾

パドックさんは、バイク屋さんなのに⼥⼦⼒が⾼いというか。勝⼿な私のイメージですがバイク屋さんは、整備⼠の⽅か、営業の男性かみたいなイメージがあり、そのあたりもイメージと違いますね。

岡本

驚かれる⽅もいらっしゃいますね。時々店舗に⼊ってきたら、⼥性しかおらず「男性は?」みたいな感じの顔をされる⽅もいらっしゃるんですけれども(笑)。
パドックという会社は、⼥性と男性がお互いを尊重し認め合って協⼒し合いながら成り⽴っている会社なのです。
バイク業界は自動車業界と比較しても圧倒的に⼥性スタッフは少ないですし、最近⼥性のライダーも、増えてきたとはいえ、やっぱり 9 割⽅は男性というのがあります。
でも、⼥性であっても男性であっても、バイクに乗られて、バイクのライフスタイル楽しまれている⽅すべてがお客さんであり、経験がない⽅でも少しだけ勇気を出して⼊ってきていただけるような場所にしていきたいですね。

丸尾

MV アグスタとか買われる⼥性の⽅はいらっしゃいますか?

岡本

決して多くはありませんがいらっしゃいます。スポーティーな F3 に格好よく乗っていただける⽅もいらっしゃいます。また、⾜つき性が不安という⽅もいらっしゃるので、ちょっとサスペンションの設定を変えてみたりとか、ローダウンしてみたりというふうな調整などもさせていただいています。
⼥性の⽅は、気合いが最初から違うので、「これ、乗ります!」みたいな感じで来られるかたも多いです(笑)。⼥性の⽅って、1 台買われると、そのバイクとすごく⻑くお付き合いされるんですよ。乗られると本当、10 年、15 年とかというふうに⼤事に乗られる傾向あります。そういったことがあるので、やっぱり 10 年、15 年先もやっぱりパドックがいて、何かあったときには、相談できるような会社、お店でありたいですね。

5そして、“トライク(三輪バイク)”ならパドック!

丸尾

本当にこういうトライク(3輪バイク)とかも、こんなに BRP 社のトライク実物が置いてあるところって、あまりないので、結構やっぱり遠くからもお客さん来られますよね。

岡本

⼀番遠いところは九州で、3 年前は東京からも来られました。2014年に販売が⽇本でスタートして、最初の約 1 年ほどで BRP 社のトライクは 100 台を超える台数を販売させていただきました。

丸尾

パドックさんだけで、100 台!?(驚)

岡本

5 年前は、⽇本国内にこのメーカーのディーラーさんの数⾃体が少かったこともあり、中四国、九州にもなかったので、もう皆さんパドックに⾏ったら⾒れる、買えるということで、遠⽅からも来てくださいましたね。
なぜそうなったかというと、会⻑が 20年ぐらい前からトライク(3輪バイク)に可能性を⾒出して、いろいろ取り組みを⾏っていたんです。だから持っている知識とノウハウというのが、その時すでに蓄積されていたんです。(以前よりスリーホイール JAPAN という事業で、2 輪を3輪にカスタマイズして提供する事業を展開)
もちろん⾞両⾃体は、信頼のできる乗り物です。それでも新しいものを取り扱うとき、こちら側も⼀⽣懸命勉強するんですけども、乗ったことがない、触ったことがないとか、経験が少ないとなると、お客様からいろんな問い合わせをいただいたときに、やっぱり⾃信を持ってお答えすることはできないのではないかと思います。そこでお話をさせて頂く中でパドックだったら買っても⼤丈夫というやっぱり信頼感を感じていただき、本当に遠くからも来ていただいていたのだと、今では思います。「トライク(3輪バイク)だったらパドックさんかな。」というふうにも⾔っていただけるようになっています。

丸尾

そもそもトライク(3輪バイク)を提供されようとしたのは、どういうきっかけからなのですか?

岡本

⾞いすに乗られている⽅が、⼆輪のバイクって乗れないじゃないですか。信号待ちのときに⾜も付く必要がありますし。「⾵を切って⾛っているのは気持ちよさそうだけど、私にもそんなことできないかな?」という相談があったのがきっかけで始まったと聞いています。

パドック店内に並べられたBRPのトライク(三輪バイク)

6レンタルバイクには、国内、海外から幅広いお客様が。

丸尾

パドックさんは、レンタルバイクもされていますね。レンタルバイクを始められたのはいつごろからですか?

岡本

そうですね。平成 17 年から始めたかと。

丸尾

⽇本を廻るツーリングのアテンドもされていて、レンタルバイクのお客さんも、結構幅広く遠くから来られるということを伺ったんですけど。

岡本

そうですね。国内でいうと、東京の⽅から毎年夏とかゴールデンウイークに来てくださって、岡山を出発点に遠くに⾏かれる⽅もいらっしゃったり。岡⼭県をすごく気に⼊ってくださったお客様もいますね。あと、国内だけじゃなくて、海外からも来てくださる⽅も割合的には多いですね。

丸尾

今コロナの時期なので、ちょっと今は難しいのかもしれませんが、やっぱり海外の⽅が、⽇本に来てツーリングをするというのは、どういった点で⽇本は魅⼒的なんでしょう?

岡本

ツーリングで、バイクに乗って旅をするということ好きな⽅々というのもありますが。そもそも⾏ったことがない⽇本をバイクで⾛るなんて、何て冒険的でワクワクするんだろうという⽅が半数以上ですね。
あとは⽇本にビジネスで何回も⾏っているんだけれども、ビジネスでしか⾏っていなくて、東京など主要都市は観光バスとかで⾏ったことがあるけど、地⽅には⾏ったことがないので。⽇本はどんなところなのか、⾃分の⽬で⾒てみたいという⽅もいらっしゃいますね。

丸尾

⻑距離のツーリングだと、どれぐらいの期間⾏かれるのですか?

岡本

⼀番⻑いのは約 1 カ⽉。

丸尾

すごく⻑いですね!?(驚)

岡本

そうですね。休暇の取り⽅が、⽇本とは違いますよね。だから⼀回出ると、最低でも1 週間とか 10 ⽇が旅のスタイルになります。今でこそ⽇本の⽅も、「10 連休で海外⾏ってきました」というのが増えてきてはいますけれどまだまだ少ないように感じます。
海外の⽅は、⻑期間滞在として来られるので、どこにお連れするか?どういうふうな⽇本を⾒てほしいのか?など私たちが⾒てほしい所に案内するのではなく、どうしたらこの⽅たちに喜んでいただけるのか?と⾔うことを事前にそして常に⾏く先々で考えています。
だから、「これは興味がないことなんだ!?」とか、「え?これに興味があるんだ!?」という発⾒が毎回ありますね。(笑)

レンタル海外製バイクも多数。BRPトライク(三輪バイク)もレンタルできる

7日本の魅力を感じてもらえるツーリングをコーディネート。

丸尾

何⼈もの海外の⽅を連れて⼀緒にツーリングするのは、コーディネートも含めとても⼤変ですね。

岡本

いろいろ⼤変です。本当に⼤変なので、簡単にはできないです(笑)。
ただ、海外の⽅は感情表現とか結構ストレートなところもありますし、どちらかというとポジティブなことをすごく⾔ってくださる⽅が多いですね。やっぱり頑張った分はその場で返ってきます。仕事をしていて、お客様に喜んでもらえるというところは、⼤変さを上回るものがありますね。

丸尾

「これは⼤変だった!汗」みたいなエピソードはありますか?

岡本

⼀番⼤変だったのは、実は去年のことです。ツーリングで日本を回っていたのですが、そのメンバーの中にすごく敬虔(けいけん)なキリスト教徒の⽅がいらっしゃいました。土曜⽇の夜にみんなで(15 ⼈くらいで)お⾷事していたんですよ。
そうしたら、ふっと思い出したように、
「チエ!」とよばれて「はい、何でしょう?」と伺うと、
「明⽇⽇曜⽇なんだけど?」と⾔われて、「⽇曜⽇ですね。」と答えたら、
「礼拝に⾏かないといけない」と⾔われて、「教会で礼拝ですか?」と。
で、ちょっと待ってくださいよ。・・・今北海道の摩周湖の近くあたりなんですが。
インターネットで、周辺の「教会」で調べると、幾つか出てくるんです。

私の頭の中では、キリスト教は⼤きく2つぐらいという認識(カトリックか、プロテスタントくらいの認識)でしたが、仏教でも様々な宗派があるように、沢山の宗派があるんですよね。だから探した教会が、「違う。ここじゃ駄⽬だ」とばかりで… それが⼤変だったことがありました。そういうことも意識して、下調べをしておくというのもこれからは重要なのだと気づくことができました。

話が変わりますが、⽇本の旅館の⽅とかホテルの⽅とか、飲⾷業の⽅って、やっぱり“おもてなし”の⼼に溢れているので、とてもありがたいです。ツーリングの途中、⾬の⼤降りに途中で遭う場合もあります。そういう場合でも、前もって連絡を⼊れて「すみません、皆さんびしょ濡れなんで、お⼿数でなければちょっとバスタオルを⽤意してもらえませんか?」と。そうしたら、海外の皆さんとびしょ濡れで到着して、ロビーに⼊ると、バスタオルをホテルの⼈が差し出していただけ、「何ていいホテルなんだ!?」というふうになりますし、ホテル側も濡れるのは⼊り⼝だけで防げるということもあります。

ホテルの⽅とかレストランの⽅とか、よく⽴ち寄る道の駅のおばちゃんとかとも、年数を重ねることによって、「あ、また来たの?」「お帰り」というふうな関係になってきますね。(笑)

遊び心を基軸に、様々なモビリティ事業を展開。

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