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観光も登山も、アウトドアも。それぞれの楽しみ方で蒜山の自然を満喫できるキャンプ場。

泊まる

ひるぜん塩釜キャンピングヴィレッジ

日本、岡山県真庭市蒜山下福田27−50

目次

 

誰と、何度来ても楽しめる「ひるぜん塩釜キャンピングヴィレッジ」

 

鳥取県の名峰・大山から、岡山県真庭市の蒜山三座にかけて広がる大山隠岐国立公園。

その国立公園の敷地内、中蒜山の谷間から天然水が豊かに沸き出でる景勝地「塩釜冷泉」の周囲に整備されているのが「ひるぜん塩釜キャンピングヴィレッジ」です。

 

 

敷地内に入ってすぐに見える、施設を象徴する「CAMPING VILLAGE」の文字

 

キャンプ場利用時にまず訪れ、チェックインの手続きを行うインフォメーションショップ

 

あらかじめ張ってあるテントで滞在や宿泊をするグランピング場、車を乗り入れられるテントサイトなどを併設し、色々な楽しみ方ができる同施設。

 

オープンからおよそ3年が経った2021年には、単なるアウトドア施設としてだけでなく、蒜山の自然と観光をめいっぱい楽しむための重要な拠点にもなってきています。

 

今回は支配人の風早将(かざはや しょう)さんにお話を伺い、「ひるぜん塩釜キャンピングヴィレッジ」の施設や魅力について教えていただきました。

蒜山の自然を満喫できるアウトドアリゾートとしてリニューアルオープン

 

― 2018年7月のオープンから、およそ3年が経ちますね。どのようなお客さんが来られているのでしょうか?

 

風早さん:一番多いのは家族連れでしょうか。特に夏の時期にはその傾向が顕著になるのですが、30代くらいのご夫婦とお子さんたちで来られるお客様が多いですね。また現在のようにグランピングテントを設置するようになってからは、女性だけのグループで訪れるお客様も増えてきています。近年のキャンプ、グランピングブームもあって、いわゆる女子旅の行き先として当施設が選んでいただけることも多くなっているみたいで。地域としては岡山県内から来られる方が6割超、その他は広島県や香川県、大阪府や兵庫県など関西からも来ていただいている印象です。

 

しっかりとした作りで、家具付きのグランピングテントが立ち並ぶAキャンプ場

 
 

テントのかたちや趣が異なるものもあるため、宿泊先を決めるのも楽しい

 
 

ちょっとカジュアルなCキャンプ場。テントは張ってあるので、手軽にキャンプを楽しめる

 
 

― 現在のようなグランピング施設になる前も、キャンプ場として営業していたのですか?

 

風早さん:はい。当施設は約50年前から両備グループが運営しています。はじめはスキー場としてオープンし、その後はフリーテントサイトがメインのキャンプ場とジンギスカンが食べられるレストランを併設した「塩釜ロッジ」へ。そして大幅なリニューアルを行い、現在の「ひるぜん塩釜キャンピングヴィレッジ」に生まれ変わっています。なおフリーのテントサイトは、現在もBキャンプ場としてのこっているので、自身でテントを張ってキャンプをしたいという方にも引き続きお楽しみいただけますよ。

 

かつてはスキー場として使われていたという丘、夏は芝生の駐車場になっている

 

キャンプだけでなく観光、登山と、複合的に楽しめるのが施設の魅力

 

― いろいろな楽しみ方ができる複合施設だとお伺いしました。具体的には、どんなことを敷地内で楽しめるのでしょうか?

 

風早さん:2021年8月現在、当施設内にはグランピング施設とテントサイト、観光地・景勝地として知られる塩釜冷泉と、塩釜冷泉の名水を採取できる水汲み場、中蒜山への登山口の他、「キッズアドベンチャーランド」という子ども向けのアスレチックなどがあります。このためグランピング施設やキャンプ場を利用・宿泊される方はもちろん、塩釜冷泉だけを見物に来たり、登山目的のお客様もたくさんいらっしゃいますよ。
 

森の中を塩釜冷泉へと続く小径。整備され、木漏れ日が差し込んで気持ちが良い

 
 

毎秒300リットルもの水が湧き出る、塩釜冷泉の源泉。地元の生活用水としても使われる

 
 

源泉から水を汲むことはできないが、触れてその清らかさと温度を感じられる

 
 

塩釜の冷泉を汲みたいときは、インフォメーションショップ近くの中蒜山登山口へ

 
 

この水汲み場からなら、塩釜冷泉の水を容器に入れて持ち帰ることができる

 
 
また先ほど挙げた以外にも、敷地内には地元で採れた野菜や果物を売る八百屋さんや、塩釜冷泉の水を使った飲み物やかき氷などを販売する塩釜堂もあります。キャンプと蒜山観光をはじめ、自然からの恵みを活かした飲食やアクティビティまで、幅広く蒜山を訪れる人に楽しんでいただけると思います。

 

敷地内にある八百屋さんの様子。その時期に旬を迎える野菜や果物を販売しているので、バーベキューの材料にしても良い

 
 

塩釜冷泉の水を使ったドリンクやおやつをいただけるカフェ「塩釜堂」

 
 

夏になると、塩釜冷泉の名水で作られたかき氷を食べにたくさんの人が訪れる

 
 
― 実際に訪れるお客さんたちは、どんな楽しみ方をされていますか?「ひるぜん塩釜キャンピングヴィレッジ」のおすすめの楽しみ方を教えてください!

 

風早さん:女子旅のグループや、夫婦、カップルなど、大人だけで来る方は自然の中でゆったりと過ごされるケースが多いですね。仕事や生活で忙しい日常を離れ、鳥の声や風の音を聞き、時間を忘れて過ごす贅沢を満喫しておられます。当施設ではハンモックの貸し出しも行っていますから、レンタルしていただいて1日揺られるのもおすすめの過ごし方です。お子さんがおられるご家族には、敷地内の自然とキッズアドベンチャーランドで遊んでいただきたいですね。子ども用のジップラインの他、日本で2カ所にしかないジャングルボックスでは大人も一緒に、ご家族みんなで楽しめますよ。

 

施設としての充実をはかるだけでなく、蒜山の観光全体を盛り上げる拠点へ

 

― いろいろな目的の方が訪れているのですね。ちなみに敷地内のシャワールームやランドリーは、キャンプ場に宿泊される方以外も使えるのでしょうか?

 

風早さん:はい、もちろんです!シャワーもランドリーも1回300円でどなたでも利用できますし、駐車場や塩釜冷泉の見学、登山口の利用と同様に、特に当施設で受付などをしていただく必要もありません。例えば登山を楽しんだ方が、帰りがけにちょっとシャワーを浴びて汗を流して帰る、という使い方もしていただけます。インフォメーションショップではレンタサイクルも行っていますので、ここを観光の拠点にして、自転車で蒜山観光に行き汗を流して帰る、なんて利用方法もおすすめです。

 

シャワールームの外観。中に複数のシャワールームとランドリー、洗面所がある

 
 

シャワールーム、ランドリースペースは白を基調にした明るく清潔感のある作り

 
 

洗剤は持参するかショップで購入する必要があるが、洗面所にはドライヤーも何台か設置されている

 
 

個室のシャワールームには、それぞれ脱衣所・脱衣カゴも

 
 
― グランピング施設・キャンプ場としてだけでなく、蒜山全体の観光を楽しむ拠点としての役割も担っているのですね。

 

風早さん:そうですね。どれだけ拡充をはかったとしても、一つの施設でできることは限られていますから。蒜山の他の施設さんと協力して、蒜山の観光事業全体を盛り上げていければと思っています。これは2018年のリニューアルオープン当初から考えていたことで、お客様も地域も関わる人みんなが楽しく、良くなっていける場所にしていきたかった。レンタサイクルを提供するのも、訪れる人に蒜山をより楽しんでもらうための仕掛けのひとつです。

 

レンタサイクルでは子ども用の自転車、補助輪付きの自転車も借りることができる

 
 

この3年で、他施設とも互いをお客様に紹介し合うような良い関係ができてきました。少しずつですが確実に、蒜山地域の観光拠点としての役割を果たせるようになってきていると感じます。

 

子どもたちに大人気のジップライン

 
 

― 3年の節目を迎え、これからの「ひるぜん塩釜キャンピングヴィレッジ」をどのようにしていきたいとお考えですか?

 

風早さん:観光拠点の一つとして地域の方々、周辺施設の方々との連携をもっと深めて、蒜山を他県に負けない観光地にしていきたいですね。ここ1年ほどは施設内でイベントを開催できるようにもなってきたので、近いうちに、地域の皆さんと一緒にイベントができればいいなあと考えています。実はつい先日の7月24日、25日も当施設のオープン3周年記念イベントとして、塩釜マルシェを開催しました。8月中も、スタッフと意見を出し合って考えたイベントをたくさん開催予定です。観光地の一つとして、また滞在・宿泊をする旅の目的地として何度でも足を運びたくなる楽しい場所になれるよう、頑張っていきます。
 
 

ここ数年のブームにより、キャンプに挑戦する人は増えてきました。
 
 

しかし、もともとアウトドアに馴染みのなかった人にとっては、道具一式を揃えてキャンプ目的で遠出すること自体が「ハードルが高い」と感じてしまうかもしれませんね。
 
 

でも、キャンプだけじゃない楽しみ方もできるのが「ひるぜん塩釜キャンピングヴィレッジ」の良いところ。
 
 

自然の中で思い切りくつろぎたいと思ったら、とりあえず蒜山を訪れてみてください。
「ひるぜん塩釜キャンピングヴィレッジ」でなら、そのときのあなたの目的やしたいことにマッチした楽しい時間を過ごせるでしょう
 
 

ひるぜん塩釜キャンピングヴィレッジ ウェブサイト
ひるぜん塩釜キャンピングヴィレッジ Instagram
 

 

取材・文:灘岡もえ

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