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スポーツを身近に、人生をエキサイティングに

前編株式会社Globe 代表取締役

関元 崇志

津山市

株式会社Globeの代表取締役 関元崇志さんにお話を聞きました。

 

#運動習慣の大切さ

#スポーツの新概念

#運動をもっと身近に

#社会性を育む教育

#人生の目的

index

1運動やスポーツにとどまらない環境づくりを、“Globe”として

丸尾

はじめに、株式会社Globe(グローブ)とはどのような会社か教えてください。

関元

もともとはフィットネス・スタジオとして、ヨガやダンス、スポーツ、運動を通じて、人々の体と心を健康にするという想いでスタートしました。体を動かすことで、日々の生活がより楽しく、それこそ“エキサイティング”になったらという想いで、2013年に法人化をしました。

 

2014年に津山市京町でスタジオをひらいて、いろいろな形のプログラムで運動をサポートし、翌2015年にカフェもオープンして、食事の面からもサポートをはじめました。

 

そして直近2022年からは、ここGlobe Sports Domeをスタートしています。

2022年5月にオープンしたGlobe Sports Dome アリーナ内観
丸尾

ほんとうに事業、取り組みがどんどん進化していますね。社名も変更されたとか。

関元

はい。そういった中で “運動”と“スポーツ”だけにとらわれず、もっといろいろな形でサポートしていきたいという流れで、もともとの社名であった「株式会社Globe fitness & studio」の「fitness & studio(フィットネス & スタジオ)」を抜いて、「株式会社Globe(グローブ)」という社名に変更したんです。

津山市京町にあるGlobeフィットネススタジオの3Fフィットネスジム
丸尾

シンプルに“Globe”となったのですね。受け取る印象も少し変わりますね。

関元

“Globe”という言葉が「小地球」といった意味なので、「小さい地球の中でいろいろな人たちが集まって、いろいろな時間を共にして、いろいろな人が融合できるような場をつくりたい。」という想いをさらに強く出していこうと考えました。

 

タイミングとしては、ここGlobe Sports Dome(グローブスポーツドーム)をスタートする(2022年5月オープン)少し前に会社名を変えたのですが、スタジオ、そしてドームも合わせて、運動や、スポーツだけにとどまらない環境づくりをしていきたいと思っているところです。みんなといっしょに“Globe感”を出しながら。

2ジュニア期からあたりまえに運動習慣をつくること

丸尾

もともと、創業されるきっかけというのは、何でしたか?

関元

そうですね。いくつかきっかけがありました。

 

まず、私自身が前職でメディカル系フィットネスの仕事をしていたんです。症状があり、改善する必要がある人たちのトレーニングを多く行なっていました。当時それを行ないながら思っていたことがあります。ケガをしたり病を患う前の段階で、対策したり体を動かしていくことが必要ではないか?と。

 

やっぱりジュニア期から運動習慣をつくること、スポーツを楽しむような環境をつくることができれば、医療費を削減することにも結びつくかなというのが、メディカル系に勤めながら感じていた部分でした。そもそもアメリカなどに比べると、日本はやっぱりフィットネス人口が少ないのですが、逆にそういった意味でも少し長い目で見たときにも。

 

そしてもう一つは、津山市にある美作大学のヒップホップダンス教室を、義理の兄が運営していました。すごくダンスブームというか、人数があふれる状況で、受け入れられない状況になっていたので、連携してやってみようという話がありました。この流れで、ダンスというものを通じて、スポーツとか運動を楽しんでもらうという柱ができました。

 

さらに、もともと姉はヨガもしていましたし、管理栄養士の資格も持っているので、いろいろな可能性があるなということで、最初から複数の柱を立ち上げていった形ですね。

丸尾

健康寿命に向けてというところから、現在ではキッズをはじめ全年齢に対してサービス提供していくことになっているのですね。

関元

やっぱり自分自身が子どもだったころの環境も、スポーツ少年団というくくりしかなかったので、もちろんスポーツ少年団もスポーツを楽しめる大切な部分ではあるんですけど、より専門的なサービスや、より質の高いサービスをしていくべきじゃないかなと思っていました。

3社会性をも育む「リズムジャンプ」が教育現場に

丸尾

最近では「リズムジャンプ」も押し出されていますけど、あれはどういう経緯がありましたか?

関元

先ほど話に出てきた、義理の兄の津田(幸保氏)が考案した「リズムジャンプ」ですけど、あれはもともと、ちょうど2010年ぐらいからEXILEや、DA PUMP、TRFなどによりダンスがブームとなり、2012年にも学校教育でダンスが必修化されるタイミングでした。

 

中学校の授業でダンサーの方たちがダンスを教えるんですけど、やっぱりダンスを教えてしまうと振りが難しいので、子どもたちもなかなか気軽にできないという課題がありました。

 

そこで、もっと気軽にできるような形がないかな?というところで、「リズムジャンプ」を考案しました。ジャンプ動作って気持ちも楽しくなるので、その辺りの科学的根拠に基づいた上で、プログラムをつくって実施していきました。すると幼稚園や保育園でもすごくフィットして、それによって社会性を身に付けることができるという点があることもわかってきたんです。

 

教育現場にも落とし込めるということで、今、津山市内の全小学校に導入しています。ただのスポーツや運動ではなくて、教育的な観点、社会性が身に付くような取り組みというところがマッチして、今かなり普及が進んでいて、導入いただいて満足してもらっていると感じています。

自然と体が動くリズムジャンプの様子
丸尾

運動ができるだけではなくて、社会性を育んだりという点はとても興味深いですね。プログラムは簡単にチャレンジできるものなのですか?

関元

そうですね。リズムジャンプにはシンプルなルールが何個かあるのですが、「そのルールを守らないと、リズムジャンプはできない」ということを「無意識に子どもたちができる」形になっています。

 

頭の中で整理しないと取り組めないわけではなくて、もう流れを見て、聞いて、学んでいけるようになっています。五感が刺激されるというか、音も入ってくるし、動きも入ってくるし、すごくマルチに脳が動くので、そこもすごく良いところかと思います。

エントランスで目に飛び込んでくる 「リズムで世界を変える」
丸尾

難しいわけではなくて、自然とそれができるように…。

関元

そもそも、むしろ「できなくてもいい」というスタンスなのも特徴です。

考え方として「できないといけない」という今までのスポーツや、部活、体育だったのが、「できなくてもいいんだ!」といった感覚も養っていきたいです。ぜひレプタイルでも一回やりましょう!

丸尾

おぉ!いいですね!

関元

先日のレプタイルスポーツテストの次段階として、リズムジャンプを!

4体を動かすことを、もっともっと身近にしたい

丸尾

今聞いていてかなり興味がわきました(笑)。

関元

企業の場合だと、大人がいきなり動いて肉離れしてもいけないし、捻挫してもいけないから、いきなりジャンプではなく、いすに座った状態でスタートし、段階踏んでやると、脳と体の一致がスムーズにいくようになります。

 

ラジオ体操の代わりにやって、業務に取りかかるとかすると、仕事の効率が上がったり、会議の前にすると、アイデアが浮かんだり、そういうことも期待できるかなと思うので、ぜひレプタイルでやりましょう!

先日(2022年7月)開催したレプタイル社の社員スポーツテストの様子
丸尾

ぜひ、よろしくお願いします!

 

レプタイルもGlobeフィットネスジムの法人会員として契約しているので、最近、仕事終わりにスタッフがめっちゃ楽しそうに、ジムを利用させてもらって、とてもよいなと思っています。特にそこもニーズがありますよね?

関元

おかげさまで今、法人会員さんが増えていまして、従業員さん同士が仕事終わりに「今日行く?」みたいな。今までは「飲みにいく」だったのが、「ジム行く?」とか、「Globe行く?」みたいな会話になっているのが、とても嬉しいです。

仕事の後、Globeフィットネスジム(津山市京町)に集まるレプタイル社員たち
丸尾

まさにそんな感じになっています(笑)!

関元

そして、たまにはジムの後に飲みにいくのもいいと思うんです(笑)。プラマイゼロになったとしても(笑)。やはり体が資本なのでそういった意味でも、大人も体を動かしにいくというルーティンの中の一つになればと思います。

Globe Sports Dome エントランス。カフェや、ゆっくり過ごせるスペースも
丸尾

先日、レプタイルのスポーツテストでもお世話になりましたが、僕も久々の運動だったんですよ。それこそ数年ぶりとか(笑)。その後から何かポジティブになって、アイデアの出やすさも変わった気がします。やっぱり体動かすことって大事だなと思いました。

 

企業としても、社員の健康もそうですし、アイデア発想などの意味でも、「組織やチームのスペック最大化」につながって、「ポジティブに仕事に取り組める」ようになったら、幸福度も上がると思います。いろいろな意味でGlobeさんが取り組まれていることは、子どもから大人まで、これからすごく重要だと思いました。

 

もともとの津山市京町の方のフィットネススタジオも、建物や空間だけではなく、あのカルチャーというか、雰囲気もすごく斬新だと思います。一般的なスポーツジムと比べても、街に溶け込むようなフィットネスなのが印象的です。

関元

おっしゃられるように、京町のスタジオに関してもそうなんですけど、自分で言うのもですけど、少し先を行っていると思っているんです。

 

スポーツジムの箱の中でガツガツやるイメージではなく、「ちょっとお茶飲みにいこう!」ぐらいの感覚で自転車をこぐとか、ちょっと走ってみるとか、一緒にバスケットしてみるとか。そのような感覚で、体を動かすことがより身近に感じてもらうようにしたいんです。

 

何か最先端といったらおかしいですけど、今までなかった形をつくって、根付かせていくというのが今、我々のテーマかなという感じがしているので、すごく今、充実しているんですけど、プレッシャーもすごいです(笑)。

5二極化する運動習慣「すごくする人」と「全くしない人」

丸尾

今、「健康経営」という言葉もありますが、これからそういうことに関して、取り組んでいない企業が、逆に少なくなってくる時代が来るのかなと思います。例えば、企業としてレプタイルがPRをするときもいつも意識していますが。スタッフの健康を考えたり、コミュニケーションが取れるような取り組みをしていることをもっと企業自身も発信していくべきだと思います。

関元

今、フィットネス人口、運動人口が減少している原因の一つとしては、日本人って特に二極化しているなと思うことがあります。「運動をすごくする人」と、「全く運動しない人」に、もう完全に二極化していているんです。

 

さらに全く運動していない人の「原因」は、

 

【1】生まれたときから運動習慣がない環境に育っている人」

 

【2】もう部活でめちゃくちゃ運動したから、自分はもうずっと体力あるから運動しなくていいと思っていて50歳くらいまで来た人」

 

【3】今までの運動経験がキツイ、楽しくないというイメージが残っている人」そのような感じの方が結構いるんですよ。

 

たまに子どもの運動会でアキレス腱が切れてしまってとか、気づいたらお腹出ていて、俗にいう短期で痩せれるところに行って、またちょっとリバウンドしちゃっているみたいなケースもあります。

 

その間の位置をGlobeを通じてつくれたらと、すごく感じています。

そういった意味でも企業さんに取り組んでもらうと、やっぱり健康への意識が変わってくるかなというところと、習慣が変わってくるかなと思うので、非常にありがたいなと思います。

6「2万分の1万」という数字の話

丸尾

先日、ここでレプタイルのスポーツテストをしたときに、冒頭で関元さんがお話しされたことが印象に強く残っています。

関元

「2万分の1万」という話ですね。

“令和2年度、日本の自殺者数が2万人。その中で健康を理由として自殺してしまった人が1万人”

丸尾

すごくインパクトのある数字ですね。
「健康を理由」にもいろいろあると思うんですけど、ただ、QOL(Quality of lifeクオリティ オブ ライフ:生活の質)を保つことが、かなわない人がそれだけいるということですね。

 

最終的にはいろんな病気もあるのでしょうが、生きるより死んだ方がよいと思ってしまうという状態、そもそもそういう状態にならない、なることを少なくするために、自分は日頃からできることがあるのではと本当に思いましたね。

 

関元

そうだと思います。過労死もあったり、自殺をしてしまうほどの環境をつくってしまっているこの社会が、やっぱり問題かなと思いますし、仕事をしている人から、中学生とか高校生とか、学生も命を絶ってしまうことが多いと聞きます。コロナ禍である原因もあったりすると思うのですが。

 

この前、Globeの会員さんで、「一番のストレス解消とか、気持ちをリフレッシュさせる方法は、運動だ!」と言い切った方がいらっしゃって。

もちろんいろんな方法があって、人によってはお酒を飲むことだったり、趣味のバイクでどこか行くことだったり、サーフィンすることだったり、いろいろあると思うんですけど、その中でやっぱり、「運動することだ!」ということを言ってもらえたのがすごくうれしくて、もっとたくさんの人に気づいてもらいたいと思います。

 

そして、やっぱり閉ざされた空間で運動するよりも、こうやって開放的に空気を感じて、音を感じて、自然を感じながら、人と一緒にリアルに何かするという、五感をどんどん使っていって体を動かすことができる環境があることが、今のこの「2万分の1万」という数字を改善できることだと考えています。

 

経営者としてもちろん考えないといけないことはたくさんありますし、課題もありますが、世の中をどうにかしないといけないというところで、ここGlobe Sports Domeもスタートしています。どんどん発信をしていって、気付いてもらえるように頑張らないといけないなと感じていますね。

エントランスに掲げている「エキサイティング デイズ」

スポーツを身近に、人生をエキサイティングに

  • 取材日:2022年8月29日
  • 撮影地:Globe Sports Dome(岡山県津山市)
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